この授業について質問がある場合は、hemmi@sun.ac.jp までメールで問い合わせてください。
その際、件名は 「コンピュータグラフィクス演習の講義について(2)」 としてください。
【注意】ブラウザは Internet Explorer を使っていますか?
VRMLの座標系はShadeと同じ右手座標系です(コンピュータグラフィクスの講義で習いましたね)。
初期状態(プログラムで視点を指定しなければ)での視点の位置は(0, 0, 10)となっています。
図中の●印が視点です。
●印から向こう向き(奥方向)にCGを見ることになります。
初期状態でCGは原点に表示されます(プログラムで物体の位置を指定しなければ原点に表示されます)。
(1)エディタ(メモ帳でかまいません)でプログラムを入力する。
(2)ファイルを保存 → 拡張子を .wrl (ドットwrl)とする。
【例】kadai.wrl
プログラム作成時には若干注意することがあります。こちらを参照してください。
ファイルをダブルクリックする。
(cortona3D Viewerがインストールされていれば、ダブルクリックするだけで自動的に実行される)
【例題】次のサンプルを実行しなさい(エディタにペーストして実行してください)。
ファイル名は、sample.wrl としましょう。
#VRML V2.0 utf8 #sample.wrl Shape{ appearance Appearance{ material Material{ } } geometry Box{ } }
VRMLの文法では、ノードとフィールドを定義するように規定されています。
ノードとフィールドの意味は、プログラムを作っていくうちにわかってくると思いますので、ここでは「大文字で始まるか」、「小文字で始まるか」の違いだけを覚えておいてください。
ノード: 命令(大文字で始まる)
フィールド: 属性を設定する(小文字で始まる)
# の右側はコメントとなります(無視されます)。
3DCGの作成では基本図形(プリミティブと呼びます)を組み合わせてCGを作ります。VRMLの基本図形は、球、直方体、円すい、円柱、文字、です。
これらを作る時の文法を学びましょう。
●球(Sphereノード) Shapeノードのgeometryに記述する
#VRML V2.0 utf8 Shape{ geometry Sphere{ radius 2.0 #半径 } }
●直方体(Boxノード) Shapeノードのgeometryに記述する
#VRML V2.0 utf8 Shape{ geometry Box{ size 5.0 3.0 2.0 # 幅、高さ、奥行き } }
●円すい(Coneノード) Shapeノードのgeometryに記述する
#VRML V2.0 utf8 Shape{ geometry Cone{ bottomRadius 1.0 # 底面の半径 height 3.0 # 高さ } }
●円柱(Cylinderノード) Shapeノードのgeometryに記述する
#VRML V2.0 utf8 Shape{ geometry Cylinder{ height 3.0 # 高さ radius 1.0 # 半径 } }
●文字列 Shapeノードのgeometryに記述する
#VRML V2.0 utf8 Shape{ geometry Text{ string ["3DCG"] # 表示する文字列 } }
12:00までに、ここまでの課題が終わったかどうかを返信してください。
返信は、LiveCampusの「授業連絡」から行ってください。
返信内容は、「終わった」または「終わらなかった」のいずれかとしてください。
2020年5月11日(月) 12:10
LiveCampusの「授業連絡」から「返信」で行ってください。
「終わった」または「終わらなかった」のいずれかで答えてください。
以上