【学生広報スタッフ 山下莉加さんに聞きました!】

◇学生広報スタッフを志望した理由を教えてください。

 大学の役に立つ活動がしたいと思っていたからです。

◇特にこれは頑張った!と思う事はありますか?

 大学案内広報誌cloverの作成などです。サークル活動や授業以外で初めてお会いする生徒や先生、大学の職員の方々と会う機会ができ、人脈が広がったと思います。また「clover」を読んだよ、と声をかけていただくこともあり、やりがいを感じました。
 また、ミーティングなどの話し合いで、新しいアイデアを出していくことに苦労しました。私自身、頭が固いこともあり、インタビューの内容や、広報誌の企画、大学ポスターのデザインなど、比較的自由な内容で苦労しました。しかし中にはそのような仕事が得意な仲間もいたため、どうしても自分が難しい場合は他の仕事を引き受けるなどしていました。またアイデアを出すためにも、新聞を読んだり、他の大学の様子などを聴いたりして、情報収集を心掛けるようになりました。

◇学生広報スタッフだから出来た事だと感じた活動はありますか?

 様々な企画におけるたくさんのミーティングだと思います。学生広報スタッフは自分たちだけの組織ではないため、基本的に部長といったリーダーを持たず、全員で広報活動を行う必要があります。
 皆で協力する以上、自分の意見を言うばかりではなく、他の人の意見も知った上でやり遂げなければならないと思います。しかし実際には、自分の意思を強く押しすぎたことや、みんなをまとめることができなかったことなど悔しい思いを何度もしました。それでもミーティングを繰り返して行くことで、起きてしまった失敗も皆でやり直すなど、メンバーとの協力の大切さを学びました。一つ一つの会議が私にとってはこれから社会人として働いていくためにも大事な学び場でした。

◇学生広報スタッフとしての活動から得たものはありますか?

 私が1年生の時に、初めてリーダーとして大学ポスター作成のグループを任されました。しかし積極的に先輩や仲間とコミュニケーションが取れず、自分だけで何とかしてしまおうと考えてしまい、そのことが、自分の中で失敗してしまったと感じました。何とか、職員の方や仲間が助けてくれたため無事に仕事を完了することができましたが“リーダーとして失敗した”“仕切る側には向いていないのだ”とひどく落胆しました。その後、留学を控えていたこともあり、一度学生広報スタッフとしての活動をストップしました。この事は、自分の中で「責任から逃げてしまった…」との思いを残していました。
 そして留学から帰ったあと、もう一度学生広報スタッフをしないかと職員の方に誘われました。一度失敗したことで、自分に何ができるのかわからないままで不安でいっぱいでしたが、「ここで逃げてしまうことの方が大きな後悔になるだろう。もう一度信頼を取り戻したい」と考え、活動を再開しました。

 毎度のミーティングや企画は相変わらず難しく感じることも多かったのですが、慣れていくうちに自分でも何か動きたいと思うようになりました。前回の失敗を取り戻すためにも、まず自ら信頼のおける動きをしないといけないと考え、できる限りミーティングに出席して意見を言ったり、メールの返信をこまめに返したり、ネットや新聞、バイト先での情報収集をしたり、分からないことはきちんと聞いたりしました。そのうちに仕事をお願いされる機会が増えていきました。細かく面倒なことでも、このような積み重ねが信頼につながるのだと、やっと理解することができました。
 この活動において私は信頼のおける人物として、少しは物事を委ねられる存在になれたと思います。そしてそれが小さくても私の出来ることでした。失敗があったからといって逃げても、その印象がそのまま自分に残されます。環境を変えたい、責任感を持てる仕事を持ちたいと考えるならば、自分自身が変わり、信頼の置ける人になることが大切だと思います。そしてこの苦い経験がありがたいと思えるくらい、努力していきたいと思います。

◇学生広報スタッフへの参加を考えている学生に、コメントをお願いします!

 面白いことをしたい、やりがいのあることをしたい、そんなことを考えている人にとって十分な活動だと思います。もちろん、とりあえずやってみたいという人も大歓迎です。しかし、何かをやり遂げるということは、自ら変わることも必要です。待っているだけでは何も始まりません。幸いにも、数年前から始まったこの活動はまだまだ何でも出来る可能性があります。ぜひ仲間たちとともに大きくて、楽しくて、やりがいのある素晴らしい学生生活を送ってください!

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