「上海ゼミ2015」を実施しました
学長プロジェクトの一環として9月21日(月)から25日(金)にかけて長崎県立大学上海ゼミ2015を実施しました。
上海ゼミは、長崎県らしい環境を生かし、東アジアをも実践的な教育の場として活用することにより、学生の国際的視野と見識の習得、コミュニケーション能力の向上を図ることを目的とし実施しています。
今年度は、経済学部・国際情報学部の学生35名と教職員11名が参加し、本学と国際交流協定を締結している上海外国語大学との交流や、上海へ進出している日本企業の視察等を行いました。
結団式の様子
蘇州の街並み
本学との交流協定締結校である上海外国語大学(松江キャンパス)での学生交流プログラムには、上海外国語大学日本文化経済学院の学生約70名と本学学生35名が参加しました。両大学の学生による大学紹介が行われた後、三つの会場に分かれ、各自が関心を持つテーマで発表を行いました。
上海外国語大学学生による大学紹介
本学学生による大学紹介
分科会の様子
討論会の様子
発表会終了後、学生たちは十班に分かれて「大学生が就職するために必要なこと」をテーマに討論会を開催しました。学生たちははじめはお互いに緊張気味でしたが、相手国との共通点や相違点に関心を持ち、次第に活発な意見が交わされるようになり、相互理解を深めることができました。
プログラム終了後は両大学の学生が一緒に昼食をとりながら親睦を深めたり、上海外国語大学の学生からキャンパス内を案内してもらって、各々写真撮影を行う等、交流はバスが出発する直前まで続きました。
上海外国語大学にて
長崎県上海事務所長講話
他にも、長崎県上海事務所 宮崎大誠所長による「長崎県上海事務所の取組」と題した講演を聴講しました。講演では、長崎県上海事務所の概要、主な取組を紹介したうえ、学生の質問に丁寧に答えて頂きました。また、自身の経験から、国際社会で活躍する為には、語学に関心を持つことが重要であると学生に伝えました。
また、上海へ進出している企業訪問として、上海卓多姿中信化粧品有限公司(資生堂)、上海電通広告への企業訪問を実施しました。上海卓多姿中信化粧品では工場見学の後、同社製品のマーケティング担当の久保井一裕氏より「資生堂の中国における事業展開」についてご説明いただき、同社の国際的な事業活動や中国国内でのマーケティングについて分かりやすく紹介していただきました。
上海電通広告では、同社メディア部副部長辰澤茂尚氏より中国メディアの特徴とその特徴に合わせた広告・マーケティング戦略について講義を受けました。
上海卓多姿中信化粧品有限公司見学
上海電通広告訪問の様子
今年の「上海ゼミ」のさまざまな活動を通して、参加した学生は上海外国語大学の学生をはじめ、現地で活躍している日本人、中国人の方々と深く交流することができました。この活動をきっかけに、学生は中国との交流が長崎にとって重要な位置づけであることを認識し、グローバルな視野を持ち、世界で活躍できるような人材を目標に今後の学生生活が充実したものになることを期待しています。