「留学生モニターツアーin黒島」を実施しました
平成28年2月23日~24日、佐世保市内3大学の留学生11名(長崎国際大学3名、長崎短期大学5名、本学3名)による一泊二日のモニターツアーを実施しました。このツアーは、世界遺産登録を目指す黒島天主堂の外国人観光客増加を見込み、外国人留学生にその問題点や評価を現地の観光協会に伝えてもらう目的で、佐世保地域留学生支援交流推進協議会が主催しました。
23日早朝、ベトナム、ミャンマー、中国、香港、台湾からの留学生11名が相浦港に集合し、主催者による行程案内やツアーガイドからの注意事項説明を受けて、フェリーにて黒島に向かいました。
黒島に到着後、現地ガイド同行のもと、断崖のみえる展望所、カトリック共同墓地、大サザンカとアコウの巨木、黒島天主堂を見学しました。その後、黒島名物ふくれまんじゅう作りを体験したのち、2班に分かれ、モニターポイント検証及び発表の準備をしました。
当日の夜は黒島の民宿に宿泊し、大学の枠を越えて相部屋を組みました。ルームメートとは初対面でしたが、すぐに打ち解け、お互いの留学生活などの話題で盛り上がり、交流を深めました。
翌朝は黒島公民館で黒島観光協会との座談会に臨みました。自己紹介の後、モニターツアーの感想を述べ、その後留学生は流暢な日本語で黒島の交通、宿泊、食事、観光についての気づき等を発表しました。レンタル自転車の設置、民宿における独立バスルームの必要性、外国人を配慮するメニューの改良、形の残る体験イベントの考案、黒島ならではのお土産の開発などを提案しました。その後、出席した黒島観光協会の関係者と意見交換を行いました。出席者からは、今後の取り組みの参考になるとの評価をいただきました。
座談会の後、黒島港へ移動し、フェリーにて相浦港に戻り、一泊二日のモニターツアーが終了しました。参加した留学生全員は黒島が初めてで、親切な島民、豊かな自然、独特な信仰文化、おいしい料理に感動しながら、長崎の教会群とキリスト教関連遺産の世界遺産登録を応援するとエールを送りました。