第2回留学生スピーチコンテストを開催しました

 平成31年1月12日(土)、シーボルト校にて「第2回留学生スピーチコンテスト」を開催しました。今回、佐世保校から1名、シーボルト校から8名、合計9名の留学生が出場しました。当日の審査員を、佐世保校後援会の奥川薫会長、シーボルト校後援会の大石崇浩副会長、鳴滝同窓会の神林光子会長に、また、司会は国際交流学科4年生の溝口あずきさんに務めていただきました。
 一般の来場者や本学の教職員、学生の見守る中、コンテストが始まると、留学生達はこれまでのリハーサル時よりはるかに堂々とした、素晴らしいスピーチを披露しました。日本人ではあまり気づくことのない、外国人ならではの視点から日本の良い点、不思議な点、また母国との相違点など、各々の観点から意見を述べ、来場者の皆さんも感心した様子で、熱心に留学生達のスピーチに聞き入っていました。

 見事、優勝をしたのは、「日本人は、バスの2人席に既に1人座っていたら中々隣に誰も座らない」ということから日本人のパーソナルスペースに対する考え方をテーマに発表を行った王 美一さんの『私がバスに乗るとき-目に映る日本人-』でした。1位から3位までの受賞者は、鈴木国際交流センター長より賞金と賞状が授与されました。最後に、鳴滝同窓会の神林会長より出場者への労いの言葉と締めのご挨拶をいただいた後、審査員の方々を交えた懇親会を行いました。まず、シーボルト校後援会の大石副会長より乾杯のご挨拶をいただき、緊張から解放された留学生達は応援に駆けつけた友人たちと楽しいひと時を過ごしました。
 懇親会の最後にご挨拶いただいた佐世保校後援会の奥川会長より、「今後もこの素晴らしいコンテストを是非続けて行ってほしい」との言葉をいただきました。

 審査員の方々が、「もし自分が出場者だったら、きっと怖くて出来ないだろう。本コンテストに出場した留学生達は大変勇気があり素晴らしい」と言われていた通り、今回出場した全ての留学生の日本滞在期間は1年未満、シーボルト校の留学生達においては渡日して2か月も経っていない時期に、悩みながらも、出場を決めてくれました。
 何度も文章を推敲し、暗記し、身振り手振りを加えてのスピーチ練習を重ねてきた留学生達。前日は夜中の1時まで練習をした留学生もいました。緊張で強張っていた表情も、コンテストが終わった後は、「とても良い経験になった」と、笑顔でいっぱいでした。
 このスピーチコンテストが、留学生達の考えを多くの人に知ってもらう良い機会となるよう、また留学生達にとって良い思い出の一つとなるよう、今後も開催していきたいと思います。
 開催にあたりご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。

<第2回スピーチコンテスト>

【優勝者】王 美一 「私がバスに乗るとき-目に映る日本人-」(佐世保校 派遣元:西安外国語大学)

【第2位】文 勝熙 「日本の『お陰様で』」(シーボルト校 派遣元:上海外国語大学)

【第3位】李 書馨 「日本語 ―言葉の芸術―」(シーボルト校 派遣元:湖北大学)

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