公開講座(国際社会学科)を開催しました
7月20日(土)、本学佐世保校・シーボルト校を遠隔講義システムで結び、公開講座を開催しました。この講座は、地域の皆さまに学習の機会を提供し、生涯教育の振興に貢献することを目的としています。
今回は、本学国際社会学部国際社会学科の井上 佳子教授が「映像メディアの可能性と危うさ」と題して、賈 曦准教授が「国際協力と環境保全」と題し講座を行いました。
井上 佳子 教授
賈 曦 准教授
前半の井上先生の講座では、テレビは「受け身」のメディアとして利用されがちだが、送り手(制作者)は意図を持って発信をしていると指摘し、映像ジャーナリズムの危うさについて述べられました。また、自身の番組制作の経験に基づき、番組が完成するまでの流れを解説するとともに、映像が氾濫する現代について、見解を述べられました。
後半の賈先生の講座では、開発水準の高い国・地域が開発水準の低い国・地域に対して行う開発援助について説明され、近年は地球規模課題への対処という観点から、援助が協力に変わってきていると解説されました。すべての国が行動する国際協力について、途上国の現状としては、環境に対する意識や知識の普及が必要であること、先進国の役割として多角的なアプローチが必要であることなど、これからの環境保全について述べられました。
主会場(シーボルト校)の様子
遠隔会場(佐世保校)の様子
次回の講座は、9月7日(土)13時30分から佐世保校を主会場、シーボルト校を遠隔会場として開催いたします。皆さまのご来場をお待ちしています。
<次回講座>
9月7日(土)13:30~14:30/14:40~15:40
「より便利に、より豊かに生きるための金融の知識」
石田 和彦(経営学部国際経営学科 教授)
「知っておきたい年金の話」
朝浦 幸男(地域創造学部実践経済学科 教授)