公開講座(情報セキュリティ学科)を開催しました
10月5日(土)、本学佐世保校・シーボルト校を遠隔講義システムで結び、公開講座を開催しました。この講座は、地域の皆さまに学習の機会を提供し、生涯教育の振興に貢献することを目的としています。
今回は、本学情報システム学部情報セキュリティ学科の山口 文彦教授が「初等教育におけるプログラミング教育への期待」と題して、吉田 雅一講師が「情報化社会を支える広義の情報理論」と題し講座を行いました。
山口 文彦 教授
吉田 雅一 講師
前半の山口先生の講座では、2020年4月より始まる小学校におけるプログラミングの授業について、学習指導要領を読み解きながら、文部科学省が小学校の現場に求める内容について、解説をされました。その後、「プログラミング的思考」に関する授業の例をいくつか示されました。最後に、プログラムを学び、活用することで一部の科目の理解が進むなど、いくつかの利点があるという見解を述べるとともに、プログラミングを楽しんでほしいと語られました。
後半の吉田先生の講座では様々な情報伝達をご紹介され、それらをモデル化することで、情報源から宛先までの共通の形で表せることを示し、情報理論(狭義の情報理論)・符号理論・暗号理論を合わせて広義の情報理論ということを解説されました。そのうち暗号理論について、インターネットショッピングの例を挙げて、様々な暗号技術によって安全性の確保を図っていることを紹介されました。
主会場(シーボルト校)の様子
遠隔会場(佐世保校)の様子
次回の講座は、10月26日(土)13時30分から佐世保校を主会場、シーボルト校を遠隔会場として開催いたします。皆さまのご来場をお待ちしています。
<次回講座>
10月26日(土)13:30~14:30/14:40~15:40
「異文化間コミュニケーションのための英語教育~英語を使って何ができるようになるのか~」
山崎 祐一(地域創造学部公共政策学科 教授)
「公務員の仕事とは?」
立花 茂生(地域創造学部公共政策学科 准教授)