経営学科田代智治講師の研究が実用化・特許取得しました

 この度、経営学科田代智治講師の研究が、高速道路SA/PAのゴミ箱スマート化システムの実用化に寄与し(共同研究先:株式会社クレアス)、このシステムが2020年10月に九州自動車道基山PAと北熊本PAに導入され、また、2021年3月には特許査定(特願2020-118833)を取得しました。

〈本システムの概要〉
 高速道路のSA/PAでは、繁忙期になると回収作業が間に合わずゴミ箱があふれる、また逆に平時にはゴミが少なく回収では作業が無駄になる、など衛生面やビジネス面で課題を抱えていました。
 この課題の解決のため、ゴミ箱内のゴミの量を検出しデータを送受信するスマート・ゴミ箱と、そのデータと場所や日付、時間等の一連情報データを元にゴミの最適な回収タイミングを判断する廃棄物回収システムを構築し、回収作業をスマートフォンを介して清掃員に指示するシステムを構築しました。
 その効果により、ゴミがあふれることが無くなり清潔なSA/PA環境が維持されるとともに、清掃員の労働負荷の軽減も期待できます。
 研究に先立ち、スペイン・バルセロナにおけるスマート・ゴミ箱の先行事例について文献及び現地調査を行い、これら先行事例調査から日本国内の高速道路にあったビジネスモデル開発とシステム検討を行うことで、連携企業での具体的なシステム開発や特許取得に繋げました。

ゴミ箱への検出・送受信部の取り付け作業
【写真】ゴミ箱への検出・送受信部の取り付け作業
スマートフォン上の表示
【写真】スマートフォン上の表示
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