「第8回東アジア学術交流フォーラム」を開催しました
平成30年11月2日(金)、本学佐世保校で「第8回東アジア学術交流フォーラム」を開催しました。このフォーラムは日中韓ベトナム研究機関間(本学東アジア研究所、中国華僑大学東方管理研究センター、韓国東亜大学国際専門大学院、ベトナムドンア大学経営学部)の学術交流協定に基づき開催したものです。
フォーラムは3つのセッションに分けられ、「Society, Economy and Culture in East Asia:東アジアにおける社会・経済・文化」の統一テーマに基づいて、日中韓ベトナム4大学の教員、大学院生より計17の発表が行われました。
太田 博道 長崎県立大学長の開会挨拶によってフォーラムが幕を開き、その後、Suk Jun LIM韓国東亜大学国際専門大学院教授、趙 昕東 中国華僑大学社会科学処長、Minh Sam LUONGベトナムドンア大学副学長によるスピーチが設けられました。
太田 博道 学長
Suk Jun LIM教授
趙 昕東 処長
Minh Sam LUONG 副学長
引き続き行われた午前中のAセッションにおいて、本学からは、尹 清洙 准教授が「Science and Religion~The Celebration of Sansa, Nagasaki Region and Fanjingshan World Heritage Sites」(和訳:科学と宗教~山寺、長崎教会群、梵浄山の世界遺産登録を祝う);大学院経済学研究科2年の 陳 婧囡さんが「A Study on the Digitization of Trade Transactions」(和訳:貿易取引の電子化と決済問題)と題した研究報告を行いました。
尹 清洙 准教授
陳 婧囡さん
午後のBセッションでは、本学からは 馬場 晋一 講師が「A Study on Venture Capital Situation and Entrepreneur Development in Taiwan」(和訳:台湾におけるアントレプレナー育成とベンチャーキャピタルについての考察);また、河又 貴洋 准教授が「Our Living/Commercial/Economic Areas/Spheres in East Asian Digital Ecosystem」(和訳:東アジアにおけるデジタル経済圏、商業圏、そして生活圏)をテーマにそれぞれ報告しました。
馬場 晋一 講師
河又 貴洋 准教授
さらに、Cセッションでは、本学大学院国際情報学研究科2年の 孫 明悦さんが「Talking about the Duty of Civil Society to Abolish Nuclear Weapons」(和訳:世界反核運動から見る市民の役割);及び 田中 弘恵 特任講師が「Discourse Analysis of Kendama Communities' Spoken Languages in Other Cultures and the Future Possibilities for Intercultural Communication Using Kendama」(和訳:異文化におけるけん玉コミュニティの話し言葉の談話分析とけん玉を使った異文化コミュニケーションの未来可能性の検討)を発表しました。
孫 明悦さん
田中 弘恵 特任講師
また、各セッションに質疑応答の時間を設けており、モデレーターらの進行のもと、活発な討論が行われました。本学大学院経済学研究科2年の 班 績さん、及び国際社会学科3年の 櫨原 一輝さんはフォーラムの司会として活躍し、流暢な英語で進行を務めました。
質疑応答の様子
学生司会
フォーラムは 谷澤 毅 長崎県立大学東アジア研究所長の閉会挨拶をもって、幕を下ろしました。来年度のフォーラムは韓国東亜大学で開催される予定です。
谷澤 毅 所長
記念撮影