vol.32 2016年11月
国際交流学科3年 開原 詩帆
私は、アメリカのサンフランシスコ近郊にあるディアブロバリーカレッジを研修先に選びました。いくつかの英語圏の国のなかでもアメリカを選択した理由は、アメリカ英語を習得したかったことと、政治や経済面でも世界の中心的な存在であるアメリカとはどんな国だろうかと興味を持っていたからです。費用の面でも、他のアメリカの研修地と比べ、ディアブロバリーカレッジは比較的安く済むということも踏まえての決定でした。
私が初めて学校を訪れて驚いたことは、学校やその周囲の公園がとてもきれいなことでした。海外、特にアメリカは治安の面で危険だと認識されていますが、学校が位置する区域は景観を大切にする特別な法律下にあり、セキュリティーや治安が強化されているため、他の場所より快適に暮らせる環境だと感じました。
学校は大学管轄の語学学校であるため、様々な国の人たち(中国人、韓国人、ベルギー人、フランス人など)が集まっています。午後のアクティビティは彼らと一緒に行います。たとえばBBQパーティーや野球観戦、アウトレットショッピングなど、ほぼ毎日アクティビティがあり、単に国際交流の場になるだけでなく、帰国後も連絡を取り続けるほど仲良くなった外国人の友達もできました。
授業はスピーキングが重視されていました。4週間の語学研修期間の間に何度かプレゼンを行い、その都度先生から評価とアドバイスをいただくため、プレゼンの仕方が上達していくことを感じられました。また、英会話で重要な表現や、周囲の場所で知っておくとよい情報なども授業の中で教えていただき、学校で習ったことを日常生活で実践することで、現地で生活する力も身につけることができたと感じています。さらに、普段の授業とは別に、先生の薦めもあり、一度だけ学校内のもっともハイレベルなクラスに参加させていただきました。そのクラスの中には日本人や韓国人などアジア人もいるのに、全員がまるでアメリカ人であるかのようにディスカッションの場で発言していて、私ももっと英語力や発言力を鍛えたいと強く刺激を受けました
この語学研修では、ホストファミリーと生活していくなかで、自分の意見や気持ちをはっきり伝えるアメリカ人の文化を身に染みて感じたと同時に、私自身も人前で怖気づくのではなくはっきり物事を伝えるようになりました。これは、アメリカでの良い経験として終わらせるのではなく、今後社会人になる上でも生かしていきたいです。
プレゼンの様子
サンフランシスコにて野球観戦の集合写真