vol.2 2009年11月
カテゴリ:留学生活体験記バックナンバー
2013-12-16
みなさん、こんにちは。私が上海での生活を始めてからもうすぐ3か月になります。最初の頃は自分のあまりのできなさに落ち込むこともたびたびありましたが、このままでは絶対に帰れないと自分に言い聞かせ頑張ってきました。最近では、クラスメイトとの会話を楽しむ余裕も出てきました。先日、店員さんとの会話もできるようになった自分に自分で驚きました。習慣の違いに驚くこともありますが、外国に来ているので違う習慣はあって当たり前という気持ちで受け止めています。 授業にも慣れてきました。最初の授業では先生の言っていることがほとんど分からず本当に泣きそうになりましたが、だんだんと日を追うごとに分かるようになってきました。クラスには国籍も年齢も様々な学生がいます。授業中は発言する機会が多くてとても刺激的です。その中でやはり他の国の生徒に比べて日本人は静かです。私も最初は「まだ全然中国語できないから」と発言するのが億劫でした。しかし「このままでは何も変われない」、「まだ来たばかりだから話せなくてしょうがない」と割り切って、わからないところは質問したり、自分から発表したりと積極的に授業に参加しています。午前中は必修の授業で、午後には選択授業があります。私は選択授業で中国文学と中外文化交流史を選択しました。交流史の授業では授業の内容に沿って、先生が生徒に問いかけたりしますが、私はそれに関する知識があまりないので何か言いたくても言うことができません。そうして私は言葉を習得するうえでは、教科書で学ぶ内容も重要ですが自分の持っている知識を増やすことも必要だと感じました。 こちらに来て中国人の友達、そして様々な国籍の友達ができました。中国人の友達と出かけた時などは、私が知らないことをたくさん教えてくれます。一緒にいて思うのは、コミュニケーションをよくとるということです。お店にいってわからないことがあればすぐに店員さんに尋ね、知らない人と相席になったとしてもいやな顔をせずに会話を楽しみます。すべての人がそうとは限らないと思いますが、こういった所はとても素敵だと思います。また、様々な国籍の学生と知り合うことによって今まで遠かった国々がとても近くに感じられます。これまで特に印象を持ったことがなかったり、興味がなかったりした国々に対してもそれらの国々から来た人々と交流することで、興味が湧いてきました。先日、学校で売っていた朝日新聞を購入して読んでいました。国際面を読んでいた時、現在起こっている問題を目の当たりにして涙がこぼれました。それは今までよりもなぜかすごく身近なことのように思えたからです。その新聞が伝えている内容は私がいる中国から遥か遠いところで起こっているものだったけれども。この経験はきっと私が上海へ来て多様な国の人々と知り合えてこそのものだと思いました。以上のような体験を通して、私は人と人との交流というのは、当たり前のように思えてとても大切なものだと思いました。 まだまだ留学生活は始まったばかりです。これからももっと積極的に活動して、自分の世界を広げたいと思います。 |
現地での交流の様子
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