vol.51 2016年12月

国際交流学科3年 歳川 奈菜

こんにちは、国際交流学科3年の歳川奈菜です。私は夏から半年ウィスコンシン大学オシュコシュ校に留学しています。早いもので、留学生活も残すところあと3週間を切ってしまいました。ここ、ウィスコンシン州オシュコシュはとても長閑で小さな田舎町です。来て間もないころは長崎よりも田舎で少し驚きました。それゆえに大きなショッピングモールや娯楽施設はありませんが、出会う人が皆親切で優しく、また治安もいいので恵まれています。大学はシーボルト校よりもだいぶ大きく、校内にスターバックスが2つもあります。校舎も新しくきれいなものが多いです。
 この大学に通ってみて思うのは、日本とアメリカの大学は大きく異なるということです。私は週3時間の授業を4つ履修していますが、どの授業もとても興味深く、本当に充実しています。授業の種類が本当に多いので、自分が本当に学びたいものを選ぶことができました。私のクラスを担当している教授は皆素晴らしく、しかもジョークなどを交えながら授業をする方が多いので、毎日授業が楽しみです。また、私は意識して少人数、ディスカッション形式の授業を多くとったので、他のアメリカ人学生の意見も聞けて、とてもいい刺激を受けています。そして、もうひとつ日本と大きく異なるのは、課題の多さです。レポートだけではなく、何十ページにも及ぶリーディング、それに関連するクイズやキャンパスで行われているイベントに参加してそれについてレポートを書いたり、自分であるプロジェクトを考えてそれを実施し、結果をプレゼンしたりする、などシーボルト校では経験したことのない課題がたくさん出ます。履修クラスがたったの4つですが、アルバイトもしていないのに毎日とても忙しいです。
 半年という短い期間でしたが、私はここに留学してみて本当によかったと思っています。理由はたくさんありますが、その中でも一番大きいのは、たくさんの素晴らしい人々に巡り会えたこと、そして自分に自信がついたことです。私は、ステイ期間が終わってもずっと支えてくれるホストファミリーのメラニー、エリック夫妻をはじめとし、多くの面でサポートしてくださる教授や、私が孤独にならないように毎週のように遊びに誘ってくれて、色々な相談にのってくれるいい友達、発表のペアになって、忙しい自分の時間を割いて、私ができることを一緒に考えてくれたクラスメートなど、本当に多くの人に恵まれて、とても幸せです。彼らに少しでもお礼ができるように、日用品などよりも日本のお土産をもっとたくさんスーツケースに詰め込んでくるべきだったと後悔しています。自分自身の変化については、ここに来る前は引っ込み思案で、何事においても自信がなかった私ですが、ここでそのようにふるまい続けていてはうまくやっていけないので、この環境に身を置いて適応しようと頑張るうちに、人から見ても、また自分でも感じるほど、精神的に自信がついたと思います。英語力については、流暢だと堂々と宣言できるほどにはまだ至っていないので、日本に戻ってからも努力し続けようと思います。留学に興味がある方はぜひ私のように挑戦してみてください。とてもいい経験になると思います。

Goodbye partyにて
同じく自分の国に帰る他の留学生たちと

オシュコシュに着いて間もない8月にダウンタウンで

 
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